2021-01-01から1年間の記事一覧

高野文子 おともだちについて

こんにちは。随分前に買っていた本です。BOOKOFFに奇跡的にあった一冊でした。高野文子は「絶対安全剃刀」の老女を幼女に描いた話から知りました。その時は漫画のニューウェーブを調べていて、さべあのまやあすなひろしなどを探していて偶然見つけました。日…

最近考えていること

こんにちは。漫画の進捗が完全に停滞しました。完全に情熱が冷めてしまっています。今、9日なのでもう無理かもしれません。ブログを書くにあたり、初めにも書きましたが、この場所は僕の考えていることの日記のようにしたいので、あまり愚痴っぽくはしたく…

倉本聰原案 前略おふくろ様について

こんにちは。これ大好きなドラマです。セットもいい味を出しています。セットのドラマの世界観って不思議なもので、一種の異化効果というか、観ていて常に創作物であることを意識させ続けられます。なのでどちらかというと舞台を観ている感覚に近いかもしれ…

奥田民生 29について

こんにちは。もう9月になってしまいました。今年は一年が早く感じます。去年は僕にとって初めてのことが沢山あったので割と日々の時間を考えずに忙しく過ごせたのですが。本当に時間というものは意識すればするほど一生では少なすぎると思います。奥田民生は…

髙畑勲監督作品 かぐや姫の物語について Directed by Isao Takahata About Story of Princess Kaguya

こんにちは。何故か節目で見返したくなる作品です。何度観ても解らないこともありますし、観る度に表現の美しさ、アニメーションの美しさを感じます。アニメーションは技術を追い求めると、どれだけ作画を描き込んだかに行きがちですが、この映画の画面には…

最近考えていること

こんにちは。もう8月も終わりです。もう秋の気配がします。朝はすこしずつ冷えていって、日が沈むのが早くなってきます。僕は今日決意表明をします。ブログに書くとなぜか知りませんが勝手にやる気になります。最早自作自演なのですが、もう良いのです。僕は…

最近考えていること

こんにちは。最近昔の記憶、主に小・中学校の記憶を思い出しているのですが、どれも断片的にしか憶えていません。僕が良く憶えているのは雨の日の学校の雰囲気で、昼間なのに中の電灯が異様に明るく外のガラスに雨が張り付く映像が目に浮かびます。あとは匂…

宮崎駿監督作品 天空の城ラピュタについて

こんにちは。傑作です。冒険活劇で子どもから大人まで楽しめる娯楽映画です。完成度が高いです。当時観たアニメーションの関係者は仰天したのではないでしょうか。宮崎駿の好きなものが全て詰まっています。この映画ひとつで宮崎駿の「風立ちぬ」までのフィ…

堤抄子 クラリオンの子どもたちについて

こんにちは。宮崎駿が「出発点」でこの作品について書いていて、調べるとGOOGLEPLAYブックスで電子書籍として販売されていたのですぐに買いました。全体としてSFのテーマが多く宇宙の描写などの専門的な知識が多く盛り込まれつつ、絵柄は少女漫画のようで、…

音楽について

こんにちは。僕は音楽を比較的良く聴く方です。好みは時々変わりますが、今はフランスのシャンソンを聴いています。ペーソスのあるメロディは日本人の心に馴染みが深いのかもしれません。そのシャンソンからサックスが気になって、サックスの良いアルバムを…

ルーシー・モード・モンゴメリ原作 髙畑勲監督作品 赤毛のアンについて

こんにちは。最近一度観たものを見返してばかりいます。今作っている作品が過去を思い出して作るものなのでそれも関係しています。一度観たものを見返すと、懐かしさと発見があって楽しいです。しかしそればかりではいけないので、そろそろ気持ちを切り替え…

司馬遼太郎 竜馬がゆくについて

こんにちは。まだ一巻しか読んでいないのですが、一応今の所の感想を書きます。司馬遼太郎を初めて読んだのは大学生の頃で北辰一刀流の開祖、千葉周作を描いた「北斗の人」でした。何故それを読もうと思ったのか覚えていないのですが、歴史小説自体読むのが…

押井守監督作品 スカイ・クロラについて Directed by Mamoru Oshii About Sky Crawlers

こんにちは。「スカイ・クロラ」は押井守の中でも一番好きな作品です。観る度に発見があって相当考えて作っている感じがします。キルドレ、という死なず、歳を取らない子どもたちがでてくるのですが、彼らは毎日同じことを繰り返しています。繰り返し、とい…

クエンティン・タランティーノ監督作品 パルプ・フィクションについて

こんにちは。これも何かと名前を聞く映画です。実は高校生くらいの時に凄く観たかった映画でした。タランティーノは「ホステル」を観たことがあるくらいであまり詳しくありません。率直に観た感想を書きます。まずFUCKという言葉が滅茶苦茶出てきます。あと…

最近考えていること

こんにちは。最近思うようにやりたいことが出来ていません。僕の場合こういう周期が今まで何度も巡ってきたのでもう諦めているのですが、結構辛いです。時間が無いことは分かっているのですが、一人でしていることなので、無理やりには出来ません。なにかま…

宮崎駿監督作品 千と千尋の神隠しについて

こんにちは。この作品も小さい時に観たきりで、久しぶりに見返しました。終始宮崎駿っぽくない映画だな、と思いながら観ていました。神隠しというタイトルなので、千尋が体験した出来事は夢の世界であることは分かります。それは分かるし、夢の世界の支離滅…

丸尾末広 笑う吸血鬼について

こんにちは。アングラ文化というものがあります。カウンターカルチャーとも言います。大きな流れに与しない、格好良い文化です。僕が初めて触れたアングラ文化は「ダレン・シャン」という児童小説に登場したフリークサーカスでした。奇形の人間、異形の人間…

押井守監督作品 機動警察パトレイバー2について

こんにちは。押井守は子供の時に観た時の印象と大人になってから観た時の印象が一番変わった作家です。それは「スカイ・クロラ」だったのですが、子供の時に観た感想は退屈な映画、という感じでした。今思えば僕の場合は絵を描くのが好きだったので、映画で…

最近考えていること

こんにちは。前にも書いたのですが、今解離性人格障害について調べています。主にインターネットのPDFや5ちゃんねるのスレッドなどで調べました。精神疾患は甘えだ、という言葉があります。つまり体が健康なのに働かずに生活保護を受けて暮らしている人に対…

ジョン・カサヴェテス監督作品 グロリアについて  Directed by John Cassavetes About Gloria

こんにちは。宮崎駿の「折り返し点」でヤン・スヴェラークの「ダーク・ブルー」の感想について宮崎駿と鈴木敏夫がインタビューに答えているのですが、そのなかで宮崎駿が好きな映画はなんですか、と質問されて答えた作品が「グロリア」です。色々他の方の感…

最近考えていること

こんにちは。僕は古いものが好きです。それは多分現実逃避なんだと思います。つまり過去のことは絶対に変わらない事実だということです。過去に帰りたいという欲望は昔からあります。また最近のテレビや映画や音楽があまり好きじゃないということもあります…

宮沢賢治原作 髙畑勲監督作品 セロ弾きのゴーシュについて

こんにちは。暑いです。いやもう8月に入りました。新しい漫画を描いているのですが、進捗が芳しくないです。なにかヒントを、と思い身近の本に手を伸ばしていると宮沢賢治が目に留まりました。その関係で今回「セロ弾きのゴーシュ」を観直した次第です。併せ…

今敏監督作品 千年女優について

こんにちは。この作品についての考察は須川亜紀子の「非完結性と女性表象」というPDFが非常に参考になりました。しかし今はインターネットで調べても出てこないので、今回は少し引用して感想を書きます。それから今敏の作品を今回見直してみて、僕は知らず知…

最近考えていること

こんにちは。最近は映画や漫画の感想ばかりだったので今考えていることを書いておきます。天体望遠鏡を買いました。しかし僕が思っている感じではなく正直微妙です。まあこの機会に星のことを調べつつ宇宙のことも勉強したいと思います。それとベースも買い…

今敏監督作品 東京ゴッドファーザーズについて Directed by Satoshi Kon About the Tokyo Godfathers

こんにちは。最近考えていたのですが、今敏は大友克洋や宮崎駿のように自分で絵を描けるタイプの作家なのですが押井守や髙畑勲のように話がストーリーを中心に構成されている、という珍しいタイプの作家です。個人的に一番バランスが良い作家だと思います。…

サム・ペキンパー監督作品 キラーエリートについて

こんにちは。今、天体望遠鏡が欲しいです。ふと星が見たいと思ったのです。単純に綺麗だということもありますし、今考えている漫画でも使えそうです。星は普段意識しませんが夜になると空に現れます。なんかそれが突然気になったのです。サム・ペキンパーは…

大友克洋監督作品 スチームボーイについて

こんにちは。「AKIRA」でも「MEMORIES」でもなく「スチームボーイ」です。大友克洋はニューウェーブの一人ですが、そのなかでも一番日本の漫画界に影響を与えたのではないでしょうか。手塚治虫が築いた漫画のスタイルを壊したのは大友克洋でしょう。大友克洋…

伊藤潤二 うずまきについて

こんにちは。伊藤潤二も好きな漫画家の一人です。本人も公言していますが、大友克洋や楳図かずおの影響を受けていて絵が抜群に上手いです。あと女の子が可愛いです。でも一番の特徴は話にあります。「うずまき」の場合はうずまき模様が話の主軸におかれ、そ…

ひさうちみちお 夢の贈物について

こんにちは。ひさうちみちおについて書く前にニューウェーブに書いておく必要があります。ニューウェーブとは、まあ今の時代インターネットで調べれば一発で出ますが、1970年代から80年代初頭に現れた新しい漫画のことです。それまで漫画は少年漫画、青年漫…

清水崇監督作品 こっちを見ないでについて

こんにちは。ずっと昔に観て面白かった記憶があった作品です。今回詳しく調べると2003年の「幽霊VS宇宙人」というオムニバス映画の一編だったようです。清水崇は「呪怨」が有名です。僕はビデオ版、映画版両方好きですが、恐いのはビデオ版の方です。ホラー…