2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

最近考えていること

こんにちは。はい4月が終わります。今月は結構充実していたような気がします。原田知世の「天国にいちばん近い島」(1984)が良いです。これはニューカレドニア島を舞台にした森村桂の「天国にいちばん近い島」(1966)という旅行記が基になっていて、原田知…

阿澄思惟 禁祀:occultについて

こんにちは。本を読んでいて久しぶりに滅茶苦茶怖かったです。僕は考察とかは出来ないのでこの作品が何処までフィクションでなのかは解りませんが、気になった言葉を調べるとちゃんとインターネットに情報があって、まあそういう手法なので当たり前ですがこ…

ナ・ホンジン監督作品 哭声について

こんにちは。アリ・アスターが「ミッドサマー」(2019)についてのインタビューで韓国映画を絶賛していて、中でもここ十年のホラー映画の中で一番好きだという「哭声」(2016)を観ました。確かに僕も近年の映画は黒沢清以外邦画をちゃんと観ていないことに…

最近考えていること

こんにちは。AppBankを創った宮下泰明のインタビューを観ました。大変刺激を受けました。彼はかなり癖のある喋り方で中々解りにくい、それもわざとかなと思ったりしますが面白かったです。人生は暇潰しだという話は聞いたことがあったのですが、改めて自分の…

リー・ワネル監督作品 透明人間について

こんにちは。やっぱり洋画サイコロジカルホラーは面白いです。アリ・アスターにしろダーレン・アロノフスキーにしろこの映画のリー・ワネルにしろ全員に共通するのはロマン・ポランスキーです。サイコホラーの父です。邦画ホラーは未だに幽霊ものが幅を利か…

最近考えていること

こんにちは。瀬戸弘司の昔のブログを読んでいて浅野忠信がYouTubeに動画を投稿していたことを知りました。3分ほどの短編ですが面白かったです。恐らく瀬戸弘司のシュールな寸劇の元ネタだと思われます。黒沢清の「アカルイミライ」(2002)のドキュメンタリ…

千野皓司他監督作品 パパと呼ばないでについて

こんにちは。松本人志と高須光聖の「放送室」(2001)が好きでよく聴いているのですが、その中で松本人志が好きなドラマだと取り上げていたのがこの「パパと呼ばないで」(1972)です。3話まで観ました。まず1970年代初頭の恐らく東京であろう都会の町並みや…

ロマン・ポランスキー監督作品 オフィサー・アンド・スパイについて

こんにちは。ロマン・ポランスキーの映画は最も映画らしい映画だと思っています。使っている技法は何ら新しくない使い古された遠景、人物のアップ、人物の移動、POVショット、小道具のアップなどを組み換えているだけなのですが、それが視覚的に凄く心地良い…

ジョン・カサヴェテス監督作品 こわれゆく女について

こんにちは。率直な感想を書くとよく分からない映画でした。ここまで年代順に遡って新しい順番でジョン・カサヴェテスの作品を観てきたのですが、「こわれゆく女」(1974)で分からなくなりました。ですが分からないのであって、決して面白くない訳ではあり…

ジョン・カサヴェテス監督作品 オープニング・ナイトについて

こんにちは。同監督の「グロリア」(1980)をまた観ました。全編通して鏡が多用されていることと、改めて街を丸ごと使った逃走劇の面白さを感じました。流石に車がひっくり返るような場面はちゃんと段取りしていると思いますが、多くの場面は即興で演技して…

ジョン・カサヴェテス監督作品 ビッグ・トラブルについて

こんにちは。「刑事コロンボ」(1968)シリーズのピーター・フォークが主演しています。実は今日ジョン・カサヴェテスの有名なものをいくつかamazonで頼みました。その関連で観たのですが間違いなく娯楽映画であり、またずっと引っ掛かっていた黒沢清の「勝…

クロード・シャブロル監督作品 美しきセルジュについて

こんにちは。amazonでBlu-rayを頼みました。1959年の映画ですが、昔の映画は基本的に会話劇が中心に物語が展開していくので、現代の映画のように様々な飾り付けが無い素朴な印象を受けました。ヌーヴェル・ヴァーグっぽさはあまり感じませんでしたが、前衛的…

最近考えていること

こんにちは。黒沢清演出の宮沢賢治原作「風の又三郎」(2003)の朗読劇というか、まあ映像を観ました。小泉今日子が朗読しているのですが滋賀県の甲賀ファミリーランドという廃遊園地を舞台にしていて、廃墟が好きな方はその映像だけでも良いぐらいですし、…

最近考えていること

こんにちは。前にも書いた気がしますが僕がよく行っているTSUTAYAのラインナップに不満があります。黒澤明が一つも置いていないのです。ちょくちょく棚を更新しているようですがその度に僕が観たいような作品が削られていっています。まず発掘良品コーナーが…

西川美和監督作品 すばらしき世界について

こんにちは。役所広司マルチバースがあるならば今村昌平の「うなぎ」(1997)や白石和彌の「孤狼の血」(2018)などに属する役所広司です。こういう役柄ははまり役です。関係ないことですが婦警役の山田真歩の演技が良かったです。劇団出身らしく見た瞬間び…

黒澤明監督作品 乱について

こんにちは。先日黒澤明のドキュメンタリーを観て触発されて観ました。感想を書くのが難しい映画です。映画を批判することは容易いのですが、古い映画をただ批判しても無益です。なので批判するにしても後に活かせるような有意義な批判を心掛けます。結論か…

最近考えていること

こんにちは。多足類のゲジゲジの生態を調べると面白いです。正式名称はゲジと言いこの辺りは調べてみても正確には分かりませんでしたが、恐らく多足類の中で唯一複眼を持っている昆虫です。ヤスデも個体によってはあるとかないとか。ゴキブリを食べてくれる…

ターセム・シン監督作品 ザ・セルについて

こんにちは。クリストファー・ノーランの「インセプション」(2010)や黒沢清の「リアル〜完全なる首長竜の日〜」(2013)、今敏の「パプリカ」(2006)などと同じというか、こっちの「ザ・セル」(2000)の方が先なので一体何処まで遡れば元ネタがあるのか…

最近考えていること

こんにちは。4月になりました。もう桜も散り始め葉桜が目立つようになりました。古代生物が面白いです。見ているだけで面白いです。総じて気持ち悪いのですが今の生物にはないフォルムを持っている個体が多いです。転じて蠕虫とかも面白いです。あんなぐにゃ…