2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

最近考えていること

こんにちは。6月が終わります。今月は非常に充実していました。漫画も何とか進んでいます。大森美香の「プール」(2009)を観ました。今まで散々小林聡美の出ている映画を観てきましたが彼女は一貫して同じテンションの演技です。これは決して否定的な意味で…

松本佳奈監督作品 マザーウォーターについて

こんにちは。撮り方が溝口健二っぽいです。具体的に言うと長回しと俳優の顔のアップどころかバストショットすらもありません。クレーンショットではないだけでフィックス版の溝口健二です。このストーリーがない作り方は恐らく完全に日常生活の一部を切り取…

大石英司原作 神はサイコロを振らないについて

こんにちは。ともさかりえは「友子の長い夜」(1995)で好きになりました。やはりコメディが出来る俳優は演技が上手いと思います。このドラマは全体的に演出が古臭いのですが途中にトレンディ・ドラマに対する言及があることから深読みすればそれへの皮肉か…

ドン★キホーテについて

こんにちは。最近小林聡美が出演しているドラマを見漁っていてこのドラマに行き着きました。恐らくリアルタイムで観ていたのですがすっかり忘れていました。オープニングのアニメーションが良いです。こういうコメディタッチのドラマは面白いのですが一気に…

役所広司監督作品 ガマの油について

こんにちは。キャスティングが素晴らしいです。小林聡美と八千草薫が個人的に好きなのでまずそれだけで良いです。それから撮影もかなり良いです。撮影監督が栗田豊通という方で非常に均整の取れた画面になっています。ストーリーはあるのですがストーリーよ…

最近考えていること

こんにちは。昨日珍しくいつも行かないスーパーで買い物をしました。最近新しく建てられたそのスーパーがあった場所は以前にも似たようなディスカウントストアが建っており何故建て替えられたのか不思議です。店内は白を基調とした宇宙船のような内装で広さ…

すいかについて

こんにちは。このドラマにおける疑似家族の関係は大島弓子の「バナナブレッドのプディング」(1977)や吉本ばななの「キッチン」(1988)などの影響を感じます。またハピネス三茶の住人たちの世代間が20代から60代まで広く跨っていることは「やっぱり猫が好…

最近考えていること

こんにちは。最近エッセイをよく読んでいるのでそれっぽく書きます。 最近映画は二回観た方が良いような気がしている。それは「かもめ食堂」(2006)を観た時に二回目に観た時の一回目の印象との違いに驚いたからだ。ファーストインプレッションは大事だと言…

2クールについて

こんにちは。小林聡美関連の作品を観ていると本人がどう思っているのかは知りませんがジョン・カサヴェテスの演出論に近いものを感じます。それはつまり俳優が持っている素の力を引き出して物語を作る方法です。それはアドリブとは少し違っていてまあロケー…

松本佳奈監督作品 ペンションメッツアについて

こんにちは。非常に良かったです。でも一言で良いのでもたいまさこに喋って欲しかったです。そのもたいまさこは森の人という何やかんやで一番おいしい役で全話出演しているのですがその演出が完全に小中理論です。一話の「山の紳士」の役所広司は流石に良す…

大林宣彦監督作品 廃市について

こんにちは。柳川と聞いて思い出すのは高畑勲の「柳川堀割物語」(1987)です。大林宣彦は確か「BSマンガ夜話」(1996)で高畑勲の作品について語っていて違う畑ですがお互いに意識し合っていたのかもしれません。小林聡美の演技が初々しい感じがしたのです…

小林聡美 マダム小林の優雅な生活について

こんにちは。小林聡美に嵌りました。実は昨日「ペンションメッツア」(2021)に役所広司が出演している事を知りこれはNETFLIXに入れという啓示だろうと重い腰を上げて登録手続を行いました。しかし月額料金の支払い方法で撃沈して登録出来ませんでした。なの…

最近考えていること

こんにちは。井上陽水が良いです。色々聴きましたが最初に聴いた「あやしい夜をまって」(1981)が最初に聴いた感動があったからなのか良かったです。有名な曲は入っていないのですが何というか音がクリアで実験的でそれでいてポップさもある感じがしたから…

山田あかね監督作品 犬に名前をつける日について

こんにちは。動物の殺処分については前から知っていましたが数字として出されるとやはりドキっとします。観ていて気になったのは出てくる団体はノンフィクションなのに小林聡美とか上川隆也はフィクションのキャラクターであることです。つまりこの映画はド…

黒沢清監督作品 蜘蛛の瞳について

こんにちは。何故か観逃していました。「蛇の道」(1998)の方はどうやら2024年に日仏合同で黒沢清がリメイクするらしいのですが「蜘蛛の瞳」(1998)は初めて観ました。そしてやっぱり黒沢清凄いなと思いました。復讐シリーズは前年に「復讐 運命の訪問者」…

荻上直子監督作品 かもめ食堂について

こんにちは。「やっぱり猫が好き」(1988)から小林聡美ともたいまさこ目当てで観ました。結論から書くと良い映画だと思いましたが途中までは理解出来ない映画でした。理解出来ないというのはその場面の必然性についてです。具体的に言うとサチエ(小林聡美…

今日の出来事

こんにちは。今日は趣を変えて書いてみます。 8:00 起床する。 9:00 朝ごはんにカップラーメンと前日の残りのパスタをその汁を掛けて食べる。 10:00 漫画を描きながらユニコーンの「Z」(2011)と矢野顕子の「Go Girl」(1999)と「ホントのきもち」(2004)…

最近考えていること

こんにちは。6月になりました。今台風で雨の日が多くこれから梅雨にかけてまた雨が増えてきそうです。最近は良く他人のブログを読んでいます。引きこもりの方のブログを読んでいて生活を事細かに記すことだけでも読み物として成立するのだなと思いました。勿…

常光徹 楢喜八絵 学校の怪談について

こんにちは。メルカリで頼んで届きました。小学校の時に図書館にあって熱心に読んでいた記憶があります。今読んでみると流石に怖くはないのですが巻頭にある常光徹の前書きが面白かったです。つまりこれはルポルタージュだったのです。当たり前といえば当た…

小林正樹監督作品 怪談について

こんにちは。小林正樹を初めて観ました。非常に芸術的な作品です。一話の「黒髪」を観ていて黒沢清の「叫」(2006)はこれを参考にしたのかなと思いました。一話から背景がVFXなのか明らかに違和感があったのですが二話の「雪女」でいよいよ本領を発揮しだし…