2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

深作欣二監督作品 仁義なき戦いについて

こんにちは。深作欣二をちゃんと意識して初めて観ました。「バトル・ロワイアル」(2000)とかは観たのですが深作欣二とは知らずに観ていたので今回はちゃんと意識して観ました。菅原文太の演技を観ていて萩原健一はかなり菅原文太からインスパイアされてい…

最近考えていること

https://youtu.be/O4Km3LhOv3Q こんにちは。最近また井上雄彦の「バガボンド」(1998)を読んでいます。何故かというと漫画を描き始めたからです。映画と漫画は似ていますが違いを挙げるならば漫画は嘘を本当に見せるもので映画は本当を嘘に見せるものだと思…

やっぱり猫が好きについて

こんにちは。面白いです。観ていくと初めは小林聡美が好きになって次に室井滋の面白さに気付き最後にもたいまさこのポジションの重要さが理解出来ます。三人の演技のポテンシャルの高さがあって成立する贅沢な番組です。こういうのが放送されていた昔のTVは…

最近考えていること

こんにちは。西野カナのベスト・アルバム「Love Collection 2 〜pink〜」「Love Collection 2 〜mint〜」(2018)を聴きました。僕の中で彼女は小津安二郎や伊藤潤二と同じ系譜のクリエイターだと思いました。同じテーマを自分の中で何度も何度も切って出し…

最近考えていること

こんにちは。ブログを書き始めて2年経ちました。なので今回は個人的な話をします。実は節目として良い機会なのでもう書くのを止めようと考えていました。理由はいくつかあります。ひとつは本格的に漫画を描くために時間を作るためです。しかしその考えは間違…

クリント・イーストウッド監督作品 アメリカン・スナイパーについて

こんにちは。私事ですがクリント・イーストウッドで初めて観たのがこの「アメリカン・スナイパー」(2014)です。もう一度観ても最初に観た感覚とあまりズレることなく面白い映画です。適度にフィクショナブルでエンターテイメントに振ってあり、敵軍の同じ…

溝口健二監督作品 西鶴一代女について

こんにちは。冒頭の田中絹代がジュリエッタ・マシーナに見えます。とにかくカメラワークが素晴らしいです。とぼとぼ歩く登場人物に対してカメラはダイナミックに動きます。木立の中を走り抜けるシーンや田中絹代が殿様の側室になることを両親に説得される場…

丸尾末広 アン・グラについて

こんにちは。面白かったです。主人公の出で立ちは完全に水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」(1965)の鬼太郎です。半自伝的な内容で恐らく丸尾末広が多感な10代の頃1960年代後半の全共闘の時代の空気感を幻想的に描いています。実在の人間も出ていて有名な永山…

土屋健 生命の大進化40億年史 古生代編

こんにちは。前回買った「古生物たちのふしぎな世界」(2017)が面白かったのでまた同じ著者のこの「生命の大進化40億年史 古生代編」(2022)を買いました。色々被っている部分があるのですが、逆に被っている方が覚えやすいので良かったです。また細かいで…

溝口健二監督作品 祇園囃子について

こんにちは。面白い映画でした。若尾文子は可愛いです。溝口健二をちゃんと観たのは初めてかもしれません。物語は勿論面白いのですがもっと良かったのはカメラワークです。人物の移動に合わせて動いたり挨拶に行くシーンの横移動のショットは特に良かったで…

森田芳光監督作品 家族ゲームについて

こんにちは。森田芳光は「黒い家」(1999)が好きです。「模倣犯」(2002)は一度だけ観て微妙だったのですが、「家族ゲーム」(1983)を観て考えが変わりました。僕は映画が持っている、というか隠そうとしているものを敢えて見せる映画が好きです。具体的…

大島渚監督作品 少年について

こんにちは。冒頭のひとりで鬼ごっこするシーンが好きです。1969年の高知市の映像が観れることも貴重です。Amazon primeで観たのですが途中で前のシーンの音声だけが重なるところがあって、これは少年の精神世界の描写で少年がそのことを思い返しているのか…

土屋健 古生物たちのふしぎな世界について 

こんにちは。古生物について知りたくて買いました。個人的に面白かったカンブロパキコーペを上に貼りました。古生物のフォルムは少し近未来的です。未来と過去は同じ、ということはつまり歴史は円環であるという証明です。これは当たり前のことかもしれませ…

好きな音楽について

こんにちは。最近よく聴いている音楽について列挙します。 https://youtu.be/qNrAuo-3EEQ 原田知世 天国にいちばん近い島(1984) https://youtu.be/st0LLXm27tc 土岐麻子 天国にいちばん近い島(2022) https://youtu.be/jVZxkOPeonI pandagolff RADIO PAPA…

最近考えていること

こんにちは。ポン・ジュノ監督の「グエムル 漢江の怪物」(2006)を観ました。ディザスター映画なのですが適度にふざけているので何か妙な映画でした。それから最近観た韓国映画がたまたまそうだっただけかもしれませんが、物語が進むにつれ登場人物たちがボ…

成瀬巳喜男監督作品 女が階段を上る時について

こんにちは。黒沢清がオールタイム・ベストで挙げていたから観ました。高峰秀子の演技を初めて観ました。当然上手いのですがこれで「銀座化粧」(1951)の田中絹代の複雑な感情を動きで表現する演出は、やはり成瀬巳喜男の映画の特徴だと分かりました。この…

最近考えていること

こんにちは。ジェームズ・ワンの「マリグナント 狂暴な悪夢」(2021)を観ました。面白かったのですがCGの限界というか、CGって何でも出来るから無限に期待してしまい逆に凄さが薄れてしまいます。ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソンの「隣の影」(…

成瀬巳喜男監督作品 銀座化粧について

こんにちは。成瀬巳喜男を初めて観ました。田中絹代の演技が上手いです。人間が持っている複雑な感情を動きで表現しています。また感情と反した動きをすることでその人間が持つ多面性というか懐の広さを表しています。これは成瀬巳喜男の演出の功なのでしょ…

キム・ジウン監督作品 箪笥について

こんにちは。スミ(イム・スジョン)が可愛いです。以前一度観ていてすっかり忘れて今回観ましたがやはり微妙な映画でした。伏線が伏線として機能していなくてもそれでも面白い映画というものはありますが、この映画の場合編集があまり良くありません。種明…