マーティン・スコセッシ監督作品 シャッターアイランドについて

こんにちは。スティーブン・スピルバーグの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)を観てレオナルド・ディカプリオ繋がりで観ました。レオナルド・ディカプリオの演技というか顔はジャック・ニコルソンに似ています。鑑賞前にこの映画には秘密があります的な前置きがあったので何となく全部夢かなと思っていたら正にその通りでした。マーティン・スコセッシは「タクシー・ドライバー」(1976)と「ケープ・フィアー」(1991)をTVで放送していたものの最後の方を少しだけ観たことがあります。何故か僕は始めの辺りでマーティン・スコセッシフランシス・フォード・コッポラを混同していてへーコッポラはこんな映画も撮るんだと思いながら観ていました。途中で患者の女が水を飲むときにそのコップが映っていない場面がありました。いやかなり冒頭から明らかに合成の海のシーンがあってまあ前置きもあったし正直すぐに分かりました。最近フェデリコ・フェリーニを観ていたのでそれと比較するとやっぱりフェリーニの方が凄いです。何というかこういう夢と現実が入り混じる映画は正直何をやっても許されるのでその監督の技量が試される良い試験品のようなものだと思います。この映画は色々と良いシーンはありましたがどれも想像の範囲を超えてくるものではありませんでした。フェリーニの映画が凄いのは映像が想像の斜め上を行くところにあります。だから理解出来ないのですがその理解出来ない中に少しだけでも自分と符号するようなものを見つけていくような楽しみ方になります。