ドン★キホーテについて

こんにちは。最近小林聡美が出演しているドラマを見漁っていてこのドラマに行き着きました。恐らくリアルタイムで観ていたのですがすっかり忘れていました。オープニングのアニメーションが良いです。こういうコメディタッチのドラマは面白いのですが一気に観ると少し憂鬱になります。テレビドラマの限界というかどうしても結末が予想出来てしまうところが何か憂鬱になります。でも「ドン★キホーテ」(2011)は設定勝ちみたいなところがあって一話からそりゃ面白くなるだろうなという設定です。松田翔太も良いですし高橋克実も素晴らしいです。しかもこのドラマはコメディに寄ることで大事なところを暈すことにも成功しています。児童福祉が本当に正しいのかどうかは実は誰にも分かる訳はないのですがコメディタッチにすることで分かりやすい悪党が出ても違和感がありません。

20230628

ドン・キホーテ」(1605)の原作はミゲル・デ・セルバンテスというスペインの作家です。ずっと気になっていたのですがこのドラマの心が入れ替わる話と「ドン・キホーテ」の話は微妙に噛み合ってない感じがあります。押見修造の「ぼくは麻理のなか」(2012)は主人公が作り出した人格だったというオチでしたがこのドラマも無理やり「ドン・キホーテ」と絡めるならば最初にお互いを羨ましがっているみたいな場面を作りそのあまりに作り出してしまった人格だったというラストにしたほうがしっくり来ます。それならば「ドン・キホーテ」とも合いますし超常現象の説明も付きます。