最近考えていること

こんにちは。前にも書いた気がしますが僕がよく行っているTSUTAYAのラインナップに不満があります。黒澤明が一つも置いていないのです。ちょくちょく棚を更新しているようですがその度に僕が観たいような作品が削られていっています。まず発掘良品コーナーが無くなりその代わりゲームセンターが併設されました。押井守の「スカイクロラ」(2008)も無くなりましたし、レオス・カラックスロマン・ポランスキーの作品も無くなりました。黒澤明がその時に無くなったのかは定かではありませんが、せめて黒澤明くらいの超スタンダードは置いておいて欲しいのです。漫画で言えば手塚治虫くらいのメジャー作家の作品が一つも置いていないことは、それだけ今の若者は映画に対して興味がないことを雄弁に語っています。それからサブスクリプションの波が押し寄せていることも感じます。実は今日前ヘビーに使っていた別の店舗に行ってみると改装中で入れなかったのです。それがただの改装なのか全く別の店が入るのか分かりませんが、何というか肌感であ、TSUTAYAの時代が終わりつつあるなと思ってしまいました。最早サブスクの勢いは止まることはなくテレビがそうであるようにビデオレンタルも緩やかにフェードアウトしていくのでしょうか。最近前田仁について調べていました。自殺願望はないのですが自殺願望を持っている人間には興味があります。非常に不謹慎だとは分かりつつも面白いです。彼の人生を語っている言葉の端々に家族間の軋轢や歪みが見えます。特に母親に対する愛憎とも呼べる分裂した思いは興味深いです。自殺の是非は僕には分かりません。少し前なら絶対駄目だと思っていましたが、今は本人が望むならば仕方ないとも思います。身近で自殺の話題に触れることが多くなったからかもしれません。