2023-01-01から1年間の記事一覧

泣きたい夜もある 始発電車が走るまでについて

https://youtu.be/9CJrLUE0vmc こんにちは。YouTubeで観ました。1993年に放送されていた一話完結のドラマらしいです。久しぶりに感動しました。そして小林聡美の演技が素晴らしいです。「やっぱり猫が好き」(1989)で培ったワンシチュエーションの演技が電…

最近考えていること

こんにちは。最近気分転換に小説を書き始めました。何でもそうですがやってみると基準となるものがないのでとにかく模倣から入ります。僕は夏目漱石が好きなのであんな感じをパクることから始めています。小説は映画とも漫画とも違い例えばビルにしてもそれ…

白石晃士監督作品 裏ホラーについて

こんにちは。多分小学生の時にインターネットで友達と観たのが最初でした。当時はこの「裏ホラー」(2008)という言葉を意識していませんでしたがよく考えると裏という言葉は変です。表がフェイクならば本物という意味なのか作り手たちを裏側というならば玄…

藤岡藤巻 藤岡藤巻Ⅲについて

こんにちは。藤岡藤巻に嵌りました。YouTubeに藤岡藤巻チャンネルがあって彼らのほとんど僻みに近いような生放送はとても毒がありそしてこの年齢の老人とは思えない猥談も新鮮で面白いです。このアルバムはついでに聴いたくらいの勢いでしたが非常に完成度が…

最近考えていること

こんにちは。まりちゃんズを知りました。「尾崎家の祖母」(1975)から知りました。コミックバンドの面白さに気付きました。YouTubeに藤岡藤巻のチャンネルがあってまた時間潰しに良いコンテンツを見つけました。これで一週間くらい楽しめます。どうでも良い…

亀井亨監督作品 ねこタクシーについて

こんにちは。面白かったです。カンニング竹山の演技が予想以上に良いです。顔が役者っぽいからでしょうか。その他のキャスティングも良くて特に鶴田真由と山下リオの母娘が素晴らしいです。実際の母娘がこんな感じなのかは知りませんが二人とも父親を理解し…

宮崎駿監督作品 君たちはどう生きるかについて

こんにちは。この映画の感想を一言で言うとスピルバーグがフェリーニになったという感じです。黒沢清が語るフェリーニの言葉を引用すれば映画の見せ場だけを串団子状に羅列したような映画です。正直今年82歳の宮崎駿が作ったとは思えないほどアイデアが溢れ…

今日の出来事

こんにちは。今日は劇的なことがありました。いや映画のようなことでした。僕は廃墟の資料を集めるのが趣味で廃墟っぽいところの写真とかを良く勝手に撮っています。それ自体推奨されることではないことは承知していますが廃墟なのでただパシャっと撮ってサ…

最近考えていること

こんにちは。ロマン・ポランスキーの「ナインスゲート」(1999)をまた観ました。この映画はロードムービーのようにジョニー・デップが終始移動しています。とにかく歩くシーンが多いです。そしてカメラは画面に動くものがあると緩やかに動き人物の顔のアッ…

神代辰巳監督作品 恋人たちは濡れたについて

こんにちは。凄く面白かったです。神代辰巳は初めて観ましたが非常に作家性のある監督だと思いました。全体的には良質な青春映画という感じです。神代辰巳も映画を沢山観ている映画監督という感じで一々演出が映画的で素晴らしいです。主人公がずっと顔が瓜…

ローワン・ジョフィ監督作品 リピーテッドについて

こんにちは。ニコール・キッドマンの演技は結構好きかもしれません。僕が彼女の演技を意識して観たのはアレハンドロ・アメナーバルの「アザーズ」(2001)くらいですが今回観て好きになりました。それからこれは誰にも同意してもらえないことを承知ですがニ…

鶴田法男監督作品 案山子について

こんにちは。amazon primeビデオで観ました。沢山の人間が無言でこっちを見ているシーンを観ていてジョン・カーペンターっぽいなぁと思っていたら鶴田法男のインタビューでズバリジョン・カーペンターの名前が出てきて驚きました。この映画の結末は最近観た…

最近考えていること

こんにちは。実は漫画が滞っています。2週間くらい前から全然進捗していません。理由はあるのですが全て言い訳にしか過ぎないので書きません。でもこういう状況のときは逆に頭が冴えます。今年に入る少し前くらいから週末は大叔母の家で寝泊りしているのです…

根岸吉太郎監督作品 ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜について

こんにちは。良い映画でした。他の方のブログを読むとこの映画はかなりの年月を掛けて練られた作品らしくそれを伺えるような出来上がりになっています。それから主演の二人は勿論のことそれを支える伊武雅刀と室井滋の夫婦も非常に良かったです。でも一番は…

心療内科医・涼子について

こんにちは。Dailymotionで観ました。Wikipediaによるとこのドラマは放送当時かなり抗議があったらしいのですがリアリティ的には「きらきらひかる」(1998)とそんなに変わらない気がしました。何故このドラマが槍玉に上がったのかそれは良い意味で逃げてな…

最近考えていること

こんにちは。室井滋のエッセイ「むかつくぜ!」(1991)と「東京バカッ花」(1994)を読みました。「やっぱり猫が好き」(1988)の三人は全員文章が上手いです。この時代の人はSNSが無い分皆ある程度文章が書けたのかもしれません。何というか初めて大学生活…

水島総監督作品 いのちの誘拐について

こんにちは。ニコニコ動画で観ました。室井滋の狂人役を初めて観ましたが予想以上に凄かったです。地がコメディっぽいからこそその振り幅で余計に恐ろしさが増します。そして相手役の佐野史郎の無機質な演技も素晴らしいです。ビデオ作品の狭い画角にさらに…

井筒和幸監督作品 ビッグ・ショー! ハワイに唄えばについて

こんにちは。井筒和幸の作品を初めて観ました。以前から存在は知っていてピンク映画から商業映画監督になったことも知っていたので流石に映画が上手だなと思いました。何か最近はドラマとかばかり観ていたので久しぶりに良い映像をちゃんと観た気がします。…

荻上直子監督作品 めがねについて

こんにちは。小林聡美が主演の一連の「かもめ食堂」(2006)から「マザーウォーター」(2010)までの映画を全て観ましたが一番メッセージ性がある作品でした。インターネットの感想の多くは癒されるという意見でしたが僕は非常に怖い映画だと思いました。何…

セラニポージ manamoonについて

こんにちは。寝るときに最近音楽を薄く掛けながら寝ています。Gregory and the Hawkの「Moenie and Kitchi」(2008)を久しぶりに聴いたりしていたのですが飽きてきてこのセラニポージの「manamoon」(1999)を聴いてみました。寝ながら聴いているので音は小…

郷田マモラ原作 きらきらひかるについて

こんにちは。ドラマの内容の前にDVDの1巻の一話に収録されているコメンタリーが面白いです。調べてみるとどうやら4巻の最終話にも収録されているらしいのですが鈴木京香と小林聡美と深津絵里がドラマを観ながら当時の思い出を回想しています。今なお現役の俳…

最近考えていること

こんにちは。暑いです。最近「ロックマンエグゼ」のオープニングBuzyの「Be Somewhere」(2006)を良く聴いています。曲は勿論良いのですが面白いのは歌詞の方です。「私のこと誰よりも知ってる私だから信じられる」という歌詞があるのですが普通なら2個ある…

最近考えていること

こんにちは。6月が終わります。今月は非常に充実していました。漫画も何とか進んでいます。大森美香の「プール」(2009)を観ました。今まで散々小林聡美の出ている映画を観てきましたが彼女は一貫して同じテンションの演技です。これは決して否定的な意味で…

松本佳奈監督作品 マザーウォーターについて

こんにちは。撮り方が溝口健二っぽいです。具体的に言うと長回しと俳優の顔のアップどころかバストショットすらもありません。クレーンショットではないだけでフィックス版の溝口健二です。このストーリーがない作り方は恐らく完全に日常生活の一部を切り取…

大石英司原作 神はサイコロを振らないについて

こんにちは。ともさかりえは「友子の長い夜」(1995)で好きになりました。やはりコメディが出来る俳優は演技が上手いと思います。このドラマは全体的に演出が古臭いのですが途中にトレンディ・ドラマに対する言及があることから深読みすればそれへの皮肉か…

ドン★キホーテについて

こんにちは。最近小林聡美が出演しているドラマを見漁っていてこのドラマに行き着きました。恐らくリアルタイムで観ていたのですがすっかり忘れていました。オープニングのアニメーションが良いです。こういうコメディタッチのドラマは面白いのですが一気に…

役所広司監督作品 ガマの油について

こんにちは。キャスティングが素晴らしいです。小林聡美と八千草薫が個人的に好きなのでまずそれだけで良いです。それから撮影もかなり良いです。撮影監督が栗田豊通という方で非常に均整の取れた画面になっています。ストーリーはあるのですがストーリーよ…

最近考えていること

こんにちは。昨日珍しくいつも行かないスーパーで買い物をしました。最近新しく建てられたそのスーパーがあった場所は以前にも似たようなディスカウントストアが建っており何故建て替えられたのか不思議です。店内は白を基調とした宇宙船のような内装で広さ…

すいかについて

こんにちは。このドラマにおける疑似家族の関係は大島弓子の「バナナブレッドのプディング」(1977)や吉本ばななの「キッチン」(1988)などの影響を感じます。またハピネス三茶の住人たちの世代間が20代から60代まで広く跨っていることは「やっぱり猫が好…

最近考えていること

こんにちは。最近エッセイをよく読んでいるのでそれっぽく書きます。 最近映画は二回観た方が良いような気がしている。それは「かもめ食堂」(2006)を観た時に二回目に観た時の一回目の印象との違いに驚いたからだ。ファーストインプレッションは大事だと言…