最近考えていること

こんにちは。暑いです。最近「ロックマンエグゼ」のオープニングBuzyの「Be Somewhere」(2006)を良く聴いています。曲は勿論良いのですが面白いのは歌詞の方です。「私のこと誰よりも知ってる私だから信じられる」という歌詞があるのですが普通なら2個ある私のどっちかをあなたとかにしそうなものですが両方とも私です。そこが何か好きになりました。もたいまさこの「猿ぐつわがはずれた日」(1994)を読みました。内容もさることながら語彙の豊富さに驚きました。語彙というか単純に地域性かもしれませんがはすっぱとかイカレポンチとかなたぎりとか使っている言葉が面白かったです。タイトルの猿轡が外れたというのは本文にもありましたがもたいまさこ自身が活動的に外の世界を楽しみ出したことを表しています。何度も書いていますがもたいまさこは「やっぱり猫が好き」(1988)の怒っている演技とかを観ても分かるように怒らせてなんぼの役者です。もう齢も齢なので流石に今昔のようなパフォーマンスが出来るかどうか分かりませんがもう一度怒っているもたいまさこが観てみたいです。「やっぱり猫が好き」19巻を全て観ました。三谷幸喜は途中から参加していましたが明らかに脚本が誰かによって作品の出来不出来が変わります。三谷幸喜が脚本を執ってからしばらく三谷幸喜がずっと脚本を独占しているのですがそれは演じている三姉妹的にはどうだったのか微妙なところを感じます。観ている分には圧倒的に三谷幸喜は面白いのですがこれは色々な先入観も交じっていることを承知ですが三谷幸喜の脚本では三姉妹は完全なアクターとなっている印象を受けます。他の方の脚本だと三姉妹はもっとナチュラルに普段の会話をしている印象を受けます。それだと作品としての完成度は低いのです。しかし三姉妹は伸び伸びと演じているようにも見えます。僕はここまでフリークとして「やっぱり猫が好き」を観てきたからなのか今はそのグタグタの三姉妹の方が面白く感じます。漫画は進んでいるのですがその弊害として新しい映画を観れなくなりました。今僕は完全なぬるま湯に首まで浸かっていてそれは小林聡美が出ている映画を立て続けに観たお陰です。これは決して良いことではありません。でも女性は多分こんな気持で生きているのだろうなという気持を理解出来た気がします。男はこんな気持でずっと生きてはいけないのです。