最近考えていること

こんにちは。11月も半ばです。役所広司鈴木京香が出ていた三谷幸喜作の「巌流島」(1996)という舞台が昔YouTubeにあったのですが今調べてみると無くなっていました。何故観たくなったのかというと本家の役所広司の「宮本武蔵」(1984)を観始めたからです。まず1話で武蔵にお姉ちゃんが居たことに驚きました。僕は一応原作の吉川英治の「宮本武蔵」(1939)を全巻持っていますが一度も読んでいません。なので僕の宮本武蔵の知識は井上雄彦の「バガボンド」(1998)だけです。「バカボンド」ではその辺は省略しているのか改変しているのか武蔵にはお姉ちゃんは居ませんがお姉ちゃんが居るというのは坂本龍馬と似ているなと思いました。村を出るというのも似ていますし英雄像に共通する何かがあるのかもしれません。今日amazonで頼んだイカが来たのですが前に書いた通りまた硬いイカが来ました。いよいよamazonが硬いのと柔らかいのを交互に送っているのが真実味を帯びてきました。本当に交互に硬いのと柔らかいのが今の所来ています。amazonイカの出荷の人が全てデータを採っておいてこの人は前に硬いのを送ったから次は柔らかいのを送れと指示している訳はないのですがこうも続くと疑わざるを得ません。演劇は今週末に生で観たのですが正直言うとピンとは来ませんでした。理由ははっきりしていて観る前のハードルの割に大したことがなかったからです。これは僕個人の問題で劇団の方たちには非はありませんがまず事前に予約をして割と遠出をして観たので勝手に僕の中でハードルが上がってしまったのです。それからこれも初めて観たからかもしれませんが一見さんお断りの雰囲気が全体的にありました。客層を何となく見ているとお年寄りから若者まで幅広くきてはいましたが皆ある程度観劇の経験がある人たちっぽくて最後の演者の挨拶のときや帰る時に演者の方たちが出口で見送ってくれたのですがやっぱり知り合いらしい人たちが何人か居てあぁこういう世界なのだろうなと思いました。今回の「よみ芝居」は市民オーディションから選ばれた人たちで上演されたらしくやはり誰々の知り合いで来たという人が多かったのではないでしょうか。でも料金の二千円は凄く健闘していたと思います。演劇を観ていて思ったのは演劇でホラーをやったら面白いんじゃないかいうことです。暗転してセットが変わるときに場内が暗くなります。舞台には第四の壁があって登場人物たちは客席に向かったまま喋りあったりします。何かそういう舞台の特性を活かしてホラーが出来そうな気がします。もしかしたらもうあるのかもしれませんが。あと演劇を観て感じたのは映画に比べて圧倒的に不自由だということです。分かってはいましたが舞台上では視覚的に描けるシーンが凄く限定的なものになります。その制約が新しい発想を生むこともあるのでしょうが普段映画とかを観ている人にはどうしても物足りないのも事実です。「YAWARA!」(1989)のアニメ第89話「不敗神話」はファンの中でも人気が高い話ですが僕も最近観返してやっぱり凄いなと思いました。柔が松田を見つけたときの柔のアップの瞳のハイライトが揺れているのが良いです。劇伴もそこで切ないストリングスが鳴って作画も勿論良いのですが何度観てもこの一連のシーンで鳥肌というか背中がざわざわします。