今日の出来事

こんにちは。今日は祖父の一周忌がありました。原田眞人の「わが母の記」(2011)で役所広司が父が死んで日に日に父の影を自分に感じるようになったみたいな台詞がありましたがそれを僕の父にも感じます。多分本人も意識してないと思いますが些細なことだと少しだけTVの音量が大きくなっていたりします。動物的な本能で父親が亡くなると次は自分の番だというプログラムがあるのだと思います。でもその感覚は僕にも少し理解出来ます。最近皆口裕子がラジオで演劇が良いと言うので朗読劇ですが観ました。朗演劇をちゃんと観たのは初めてでした。結論から言えば感動したのですがそりゃ感動するだろうと少しだけズルいと思いました。何故ズルいと思ったかというと何というか演出とか構成とかを超えたものを感じたからです。それがライブの醍醐味だと思いますが僕が普段漫画とかで考えていることが馬鹿らしくなります。僕は収録されたものを観ました。正直演出とかは余りにも直接的な表現があったり内輪受けのネタがあったりしてどうかなと思いながら観ましたがそれでもラストに台詞で感動的な言葉を言われてグッと来ました。もしライブでそれを観たらと考えると生で聴くとそりゃ感動するしかないだろうという結論に達しました。映画や漫画は凄く閉鎖的です。逆に音楽や演劇は凄く開放的でだからこそ僕はそこに反発して漫画に行ったのですがやっぱり羨ましくもあります。多分東京に住むとなると僕も演劇に通うかもしれません。演劇に取り憑かれる人の気持も分かります。少しだけ最近悩んでいます。「あずきちゃん」(1995)を観ていますが凄く面白くて楽しい半面このままではいけないという気持も強くあります。アニメをずっと観ていると現実から乖離していく感覚があります。何故アニメを最近観だしたかと言うと新しい漫画を作ろうと思ってそれは今までとは違う明るいエンターテインメントにしたいと思ったからです。でもまたどんどん暗い作品の方に魅力を感じています。そう言えば今日初めて「おしりたんてい」(2018)のアニメを観ました。あれは子どもはどういう風に理解して見ているのでしょう。