最近考えていること

こんにちは。11月になりました。日に日に寒くなってきましたね。大変過ごしやすいですね。僕は最近アニメばっかり観ています。色々理由はあるのですが一つには改めてアニメーションの制作の凄さについて考えさせられたからです。「Kanon」(2002)のアニメーション制作のドキュメントを観ました。あの京都アニメーションが映っていて複雑な気持にはなりましたが内容は興味深いものでした。ジブリのドキュメントで長編アニメーション映画の制作現場は何となく知っていましたがTVアニメの制作現場は初めて観ました。だからなのか普段何とも思わないアニメーションにこれだけの労力が掛かっていることを再認識したのかもしれません。というか正直に言えば焦りました。絵を描く人には分かるかもしれませんがこういう映像を見ると自分は全然描いてないという罪悪感からざわざわします。僕は「Kanon」の本編を全く観ていませんが(ラジオドラマは全て聴きました)ここまでアニメーションが大変だと内容なんかどうでも良くなっても仕方ないとも思いました。まだ観てもないのにあれですが所謂萌えアニメというものが今まで僕は嫌いでしたがその存在の意味は少しだけ理解出来ました。あとアニメを観るときにその後ろ側が見えるようになりました。一つ大きいのはやはり皆口裕子のラジオを良く聴いているからです。これも当たり前ですがアニメを作っている人たちは皆大人でベテランが多いので声優もその大人たちが面白がるような演技をしているのだと思います。というか「皆口裕子 ヒーリング・ラパン〜Healing lupin〜」(2017)がもうすぐ聴き終わってしまいます。全部で40回あるらしいのですがその「bilibili」には23回までしか上がっていません。いや既にここまで聴けたことが嬉しいので文句はありませんが終わってしまうのが口惜しくて同じ回をわざと2回聴いたりしています。あの本当に気持ち悪いと思いますが僕はアニメが好きになった訳ではなく皆口裕子が好きになりました。自分でも不思議なくらいにハマりました。前から素養はあって役者でも演技は顔よりも声のほうが大事だと思っていました。結局魅力を書いても凡庸な褒め言葉でしか表現出来ないのですがつまり好きなのです。簡単に言えば上品なのです。秋元康原作の「あずきちゃん」(1995)を少し観ました。YouTubeに全て上がっていました。演出が非常にセンスが良くてオープニングのアニメーションもとても可愛らしいです。話は完全にさくらももこの「ちびまる子ちゃん」(1986)のパロディです。主人公の名前が本当は違うあだ名で呼ばれているのもそうですしというかタイトルがそもそも同じです。演出は高畑勲の「おもひでぽろぽろ」(1991)の思い出パートっぽいような独特なテンポの演出です。主人公が普通もっと怒るような場面であまり怒らないのが良いです。気になったのは1話の席替えの場面です。あれは実際に昔はあの方法が採られていたのかまるで合コンみたいだと思いました。だって一回わざわざ女子が外に出て男子に席を決めさせてまたわざわざ男子が外に出て女子が席を決めて男子が入ってくるというやっぱり合コンみたいな席替えでした。潔いなと思ったのは1話から既に主人公は転校生に恋をしていて全く焦らす気がなかったことです。またそういう意味でも普通なら準主役くらいのキャラクターにやらせるような役を主人公がやっているのも面白いと思いました。