最近考えていること

こんにちは。ロマン・ポランスキーの「ナインスゲート」(1999)をまた観ました。この映画はロードムービーのようにジョニー・デップが終始移動しています。とにかく歩くシーンが多いです。そしてカメラは画面に動くものがあると緩やかに動き人物の顔のアップの時にフィックスが効果的に使われています。そして相変わらず演出が冴え渡っています。最近日本映画について書いているブログを読んでいてそこに書かれていることにとても共感しました。具体的にいうと今の若い映像作家はもっと昔の映画を研究するべきだとそしてその中で必ず自分にグッとくる表現があるからそれを再現することから今の映画はまた面白くなるのではないかという旨の内容でした。確かに僕も最近の邦画は特定の監督以外のものは観なくなってしまったので非常に共感しました。別に全員がシネフィルになる必要もないのですが余りにも無視されているというか歴史が断絶している印象があって映画好きとしては歯痒いのも実情です。最近YouTubeでアマチュアバンドの映像を観るのがちょっとした楽しみになりつつあります。音楽に限らず何でもそうですが離れると楽しそうに見えます。それから学校の怪談シリーズが全巻揃いました。メルカリで一冊ずつ取り寄せてやっと揃いました。