イアン・ソフトリー監督作品 スケルトン・キーについて

こんにちは。TSUTAYAで何となくジャケット借りしました。本当に何となく借りて誰が出演しているかも知らなかったのでおばちゃん役の人がジーナ・ローランズに似ているなと思ったら本当にジーナ・ローランズで驚きました。そしてこの映画もロマン・ポランスキーの影響を感じます。洋画のサイコスリラーとかサスペンスものを観ていると本当に皆ヒッチコックが好きでポランスキーが好きなのだなと思います。最初にあれっと思ったのはHELPと書かれた布が無かった時です。ラストこそどんでん返しがあったのですが途中までは「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)でした。タイトルの「スケルトン・キー」(2005)の意味を考えていたのですがよく分かりませんでした。主人公のキャロライン(ケイト・ハドソン)がベン(ジョン・ハート)に固執する理由には一応父親の死目に逢えなかったという理由があるのですがラストから考えると全ては初めから運命だったのではないかと思わせられます。この主人公の面白いところはベンの看護を一度は断ったり呪術に関しても催眠療法だと理解していたり割と利口なところです。それでも信じてしまったというのがやはり運命の理不尽さという感じがします。