ひさうちみちお 義経の赤い春について

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こんにちは。歴史ものの漫画の絵柄は大体劇画調のタッチです。劇画とはそれまでの手塚治虫的な漫画に対抗して1960年代に作られたもので、1960年代の学生運動などにも影響を与えたらしいです。つまり主に若者に支持されたのですね。劇画という言葉は辰巳ヨシヒロという漫画家が初めて使ったそうです。以下全てwikipediaから引用しました。wikipediaはこういう時に凄く助かります。何故劇画の話をしたかというと、この「義経の赤い春」はそういった歴史ものの漫画には珍しいタッチになっているからです。まずタイトルが良いです。センスとしか言えませんが、なんか格好いいワードチョイスです。ストーリーは源義経が弁慶と五条大橋で決闘するまでの話です。有名な話なので知っている人も多いと思います。やはり見所はひさうちみちおの平面的な漫画表現です。戦闘の場面の動線の描き方が特徴的で格好いいです。僕はGoogleplayブックスで購入して、デジタル書籍でこの作品を読んだのですが、ひさうちみちおの作品は何故か沢山あります。なにがいいたいかというと、ラインナップに偏りがある、ということです。他にも大友克洋とか高野文子とか読みたいのですが、権利関係で難しいのでしょうか。