リチャード・フライシャー監督作品 トラトラトラについて

f:id:okabayashisoma:20210808115847j:plainこんにちは。6月も半ばです。漫画はあまり進んでいませんが、一つ発見がありました。やはり何をするにもまとまった時間がないとできない、ということです。言い訳のようですが、休日に漫画を描くのと、仕事から帰ってきて描くのとでは、疲労感だけでなく、単純に時間が足りないのだということに気づきました。僕の場合、1時間あって、本当に集中して出来ているのは30分くらいで後の時間はぼーっとしていて、でもそのぼーっとしている時に考えたりしているので、必要な訳です。何か打開策はないのでしょうか。さて、フライシャーは「絞殺魔」「10番街の殺人」を観たことがあって、今回のような戦争ものも撮るのかと意外でした。「日本のいちばん長い日」のリメイクが好きで、何度か観ているのですが、そのなかにこの作品のオマージュのようなシーンがあることに気づきました。1970年公開なので、もう古典の域かもしれませんが。この作品は日米共同制作らしく、黒澤明深作欣二などが脚本、演出に携わっているらしいです。感想としては、意外とアメリカ側の警戒の甘さが描かれていて、日本人としては申し訳ない、というと変ですが公平に歴史を描こうとしている謙虚な姿勢を感じました。ドッグファイトのシーンも当時の撮影技術にしては、とても綺麗に出来ていると思います。人がのっている戦闘機や車が、シーンを跨がずに爆発したりして、観ていてどうやって撮ったんだろう、と考えさせられるシーンがたくさんありました。戦争ものの映画を観るといつも不思議な気持ちになります。僕は戦争を知らない世代ですが、確かに事実として日本人も戦争をしていたことはあって、大人が本気で敵国を攻める作戦を話し合ったりしていたんだ、と思うと、少し憧れたりします。戦争は反対ですが。例えば、皆で寝ずに見張りをしたりとか、軍の中で規則的な生活をしたりとか、そういう全体主義に憧れているのかもしれません。日本の歴史をみてもやはり日本人にはそういう気質があるんでしょう。この辺りは司馬遼太郎とか宮崎駿とかを調べると自然と行き着きます。戦争を身近に感じていた世代はやはり右翼とか左翼とかマルクス主義とかの小難しい話、キナ臭い話になります。長くなりましたのでこの辺で終わります。f:id:okabayashisoma:20210616000755j:plain
最近、可愛いものが好きになってきました。何故か分かりませんが。