セラニポージ オチャメカンについて

こんにちは。結論から言えばあらゆる邦楽の中で一番お洒落なアルバムなんじゃないかと思いました。でもそれはスタジオ・ミュージックとしてでライブ・パフォーマンスとなると変わってくると思いますがとにかく歌詞のセンスが素晴らしいです。このセンスというのは何がどうと説明出来ないのですが僕は勝手にこの流派は後に相対性理論とかフレネシとかに受け継がれていくちょっと変な可愛いボーカルのポップスというジャンルだと思っています。楽曲も同じくお洒落ですがわざと少しだけずらしたようなお洒落さがあります。これは2004年にリリースされていてそれまでのテクノ・ポップとかニューミュージックとかコミックソングとかの流れを汲みつつ最も優れた形でそれらを切り取ったみたいな印象です。驚いたのは僕は前にこれを聴いていたのですがその時は全くピンと来なかったことです。自分でも自分が信じられないくらい今日改めて聴いて衝撃を受けたのです。というのも「ROOMMANIA#203」(2000)というこのセラニポージの元ネタであるゲームの動画を観たからです。それの一番初めのストーリーである「ワンダーウォール」を観たのですがまずゲーム性も画期的ですしストーリーも非常に切なくて良かったです。ですがどうしてもワンシチュエーションだと「やっぱり猫が好き」(1989)を思い出してしまい少し笑いました。