最近考えていること

こんにちは。フィリップ・グズマンの「ドント・スリープ」(2017)を観ました。姉妹の顔が似ているなと思ったら何と一人二役でジョセリン・ドナヒューという方が演じていたようです。鬼婆症候群という日本で言う金縛りの話ですがアメリカっぽいなと思うのは物語が眠ると現れる幽霊をどうやって倒すかという話になっていくことです。多分日本だと幽霊の生い立ちとかに迫っていて精神的に成仏させる方向に行くと思うのですがこの映画は眠って現れた時に強制的に起こして物理的に解決しようとします。幽霊の現れ方や這いずり方は清水崇の「呪怨」(2003)の影響を感じました。先日観た「サウンド・オブ・サイレンス」(2024)もそうですが向こうのホラー映画は終わり方が非常に残念です。「ドント・スリープ」も良いシーンはありましたが何それみたいな終わり方でした。それと夢と現実のシーンを夢のシーンで完全に照明を変えて恐怖を表現していましたがやはり一枚上手だなと思うのはロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)ではその夢と現実が入り交じる恐怖を描くため夢も現実も同じように撮影しています。僕もその方が恐ろしいと思います。今日スタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」(1971)を少し観ました。多分また別に感想を書きますが相当衝撃を受けました。若者の暴力性の映画は多くありますが僕の中でスタンリー・キューブリックは「2001年宇宙の旅」(1968)のイメージが強すぎてそのギャップにやられました。正直めっちゃ格好良いです。ちょっとフェリーニっぽいなとも思いました。最近瀬戸弘司の昔の動画を観るのにハマっています。それで「モンスターストライク」(2013)の動画を観てそういえば今モンストってどうなっているのだろうと思い調べてみると全くちんぷんかんぷんでした。僕が遊んでいたのは2015年くらいまででしたが完全に浦島太郎状態です。それで思ったのですがモンストに限らず「パズル&ドラゴンズ」(2012)などのスマホゲームはどうしても強さのインフレーションが進み恐らく頭打ちになります。それは今のインターネット社会において避けられないことだと思います。なので思い切ってその頂上までを歴史としてまたサービスの初期段階に戻すというのはどうでしょうか。そしたら多分僕のような昔遊んでいたユーザーは懐かしさでまた遊びます。全く同じにするのではなく少し変えてみても面白いかもしれません。まあ絶対そんなことは出来ないとは思いますがそんなことを考えました。