最近考えていること

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こんにちは。11月になりました。最近はしたいことが沢山あって雁字搦めになっています。買って読んでいない本も増えました。ブログに書くことで一度頭を整理します。I PAD PROを手に入れたことにより、綺麗な画面で漫画を読みたいと思い、それなら絵が綺麗なバンド・デシネを読もう、とバンド・デシネを電子書籍で買いました。ブノワ・ペータースの「闇の国々」は日本語訳が付いているので問題ありませんが、メビウスの「CHAOS」などは翻訳出版されていません。自力、(といってもアプリですが)で翻訳しようと試みましたが、メビウスの場合吹き出しのセリフが手書きなので、カメラが上手く読み取れなかったり、日本語訳が意味不明だったりしてダメでした。改めて翻訳のありがたみを感じます。思えば海外の本を読むには、翻訳以外日本人である僕は知る術がありません。

 

買ってまだ読んでなく、読みたい本を挙げると加藤周一の「日本文学史序説」や、アイザック・アシモフの「ファウンデーション」を読みたいです。加藤周一の「日本文学史序説」の場合は、それを読む前に西尾幹二の「国民の歴史」を読み返す必要があると考えています。これは以前読んでとても面白かった歴史書です。調べてみると1999年に刊行されて72万部もの売れ行きがあったらしく、かなり有名な一冊でした。何故読み返す必要があるかというと、これを機会に本気で歴史について勉強したいと思っているからです。日本の歴史の特殊性は「国民の歴史」でも触れられているし、司馬遼太郎なども何度も言及しています。歴史は面白いです。

 

僕は自分でいうのも変ですが、芸術に関していえば順当に生きてきているつもりです。子どもの頃はジャンプが大好きでした。島袋光年の「トリコ」や空知英秋の「銀魂」、冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」などが好きでした。勿論今でも好きなのですが、それは懐かしさに近い感覚です。高校生くらいでアングラに出会い、つげ義春に代表される妖しげで暗い世界観に魅了されました。そして大学生でニューウェーブに出会います。大友克洋の「AKIRA」や高野文子の「おともだち」などを読みました。その時の状態は例えるならテーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼみたいな感じです。とにかく新しさと格好良さがありました。天才と呼ばれる人は恐らく幼い時に既にこのジンテーゼに出会ってしまったのでしょう。僕は子どもの時に出会ったとしても理解できないくらい普通の子どもだったのですが、今となっては良かったと思っています。本当に絵に描いたように順当に階段を上がっています。