2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

最近考えていること 

こんにちは。いよいよ3月が終わります。中国映画が少ないのは単純に国の輸出制限があって国外に出ないからのようです。勝手に文化まで弾圧されて作られてすらいないのかと思っていましたが、ちゃんと国内では作られていて良かったです。逆に弾圧された方が却…

楳図かずお わたしは真悟について

こんにちは。「漂流教室」(1972)が面白かったのでamazonで頼みました。Wikipediaや巻末の呉智英の解説でかなりハードルが上がったのですが、1巻を読んだ感想は絵が少し崩れている気がしました。この「わたしは真悟」(1982)は「漂流教室」から10年後に描…

イ・チャンドン監督作品 ペパーミント・キャンディーについて

こんにちは。時系列が遡っていくタイプの映画です。この映画は韓国の映画ですが同じアジアでも台湾ならエドワード・ヤン、香港ならウォン・カーウァイ、この流れで中国の映画監督の例を挙げようと調べていると、侯孝賢やアン・リーは台湾、チャウ・シンチー…

最近考えていること

こんにちは。3月が終わります。突拍子もなく思ったのですが0円企業、というものがありますがそれを自分は無意識に考えているのかもしれません。理由は最近マックスむらいをよく見るようになったことです。自分の行動には無意識が影響していて確かに以前は好…

アリ・アスター監督作品 ヘレディタリー/継承について

こんにちは。アリ・アスターが気に入ったので借りてみました。この人はアンドレイ・タルコフスキーが好きなのでしょうか。映像が何となく似ているのと、ミニチュアの家や次作の「ミッドサマー」(2019)のラストが「サクリファイス」(1986)っぽいなと思っ…

ジャウム・コレット=セラ監督作品 エスターについて

こんにちは。ジャケット借りしたのでパッケージの紹介文を読んでいると、完全にリチャード・ドナーの「オーメン」(1976)の女の子バージョンだな、と思っていたら映画が始まって原題が「Orphan」だと知って同じイニシャルで更に確信に変わりました。ただの…

チャン・ジュナン監督作品 1987、ある闘いの真実について

こんにちは。韓国の民主化運動については無知だったのですが、調べてみるとこの民主化運動以前の韓国は事実上大統領の独裁政権のようなものだったらしいです。韓国の歴史は日本がもし大日本帝国のままで戦争を続けていればそうなったかもしれないもう一つの…

アリ・アスター監督作品 ミッドサマーについて

こんにちは。前から気になっていた映画でした。ホラー映画なのにやけに爽やかなジャケットで、明らかに異様な雰囲気がしていたからです。導入が凄く良くてこれから起こる不穏な予兆になっています。近年の映画を観ると圧倒的に洋画が面白いです。何というか…

映画における鏡の効果について

こんにちは。映画を観ていて心に引っ掛かるものは人によってそれぞれ異なるとは思いますが、僕の場合鏡が出てくると何故か目が惹かれます。小難しい理屈をこねれば鏡に映る像は虚像であり、それはまさに現実を切って貼った虚構の物語である映画そのものであ…

最近考えていること

フィリップ・ノイスの「セイント」(1997)を観ました。これもジャケット借りしてパッケージに書かれている文言からもっと形而上学的な、今心配になって形而上学と調べたのですが合っているのか微妙なのでもっと哲学的な内容かと予想していたら普通のアクシ…

エミール・クストリッツァ監督作品 アンダーグラウンドについて

こんにちは。TSUTAYAでレンタルして観ました。ジャケット借りしたので何となく内容をパッケージから予想していて、何となくフェデリコ・フェリーニっぽいなと思っていたら正にフェリーニでした。他の方の感想を読むと同じようにフェリーニを感じている方がい…

最近考えていること 

こんにちは。3月になりました。高畑勲の「映画を作りながら考えたことⅡ」(1999)のⅣ章「自然・里山・まち・都市」で「都市の発展と景観」という隈研吾とのディスカッションを記録したものがあります。非常に興味深い対談なのですが、高畑勲が日本における電…